Learning to be Intuitively Free (自由自在に直観を使う)


 
 全ては「ニュー・ミレニアム」という概念とともに2000年から2001年の間に始まりました。それはまるで、むずがゆいようであった感覚が、はっきりとしたかゆみに変わっていく感じと似ています。あるいは、ちらっとかすめる程度であった思いや考えが、段々と大きくなって常に頭の中を占領し、どうしてもその考えから離れられなくなる様子にもたとえることができます。 

 人生の中で真に解決されずにいる問題は、日々の生活の中に現れては消え、また現れてはあなたを不安にさせ、動揺させます。そのときには、頭の片隅へ追いやって、無視してしまったとしても消滅させることはできません。それは何度でも繰り返し現れてきます。この「ニュー・ミレニアム」における私たちに起きている変化は、今こそ、そのアンバランスな部分に直面し、変容させることに取り組む、あるいは頭の中の考えや思いを実際に行動に移す時期だと告げています。  

 この変容の鍵となるのはハートチャクラです。ハートチャクラは心を司るエネルギーセンターです。そしてより重要なのは、このチャクラが背骨にそって存在する主要な7つのチャクラの真ん中に位置していて、スピリットが肉体と結びつくための出入口だということです。物質的な世界とスピリチュアルな世界との接点であり、私たちの体にあってその二つをつなぐ役割をしているのです。 このエネルギーセンターがスムーズに働いているとき、私たちはバランスのとれた状態にあり、自分が誰でどういう存在なのかを知ることができます。また、スピリチュアルな学びを肉体レベルに持ちこむことができ、自分自身のアイデンティティを確立することができます。さらには、この人生における真の目的に従って行動する、自分自身や他の人々と一つになる、愛の本質を探究し、人としての進化を果たすこともできるようになるのです。  

 先日私はある女性に会いました。彼女は私に、 「私は幸せよ」と言いました。 幸せとは相対的なものです。もし、いつも幸せだったら、幸せとは何であるかを理解することはできません。幸せとは東洋で言われるところの陰と陽のひとつの側面なのです。全てがうまくいき、穏やかで安定し、人生に満足しているとき、人は幸せだと感じます。その理由にはいろいろあります。おなかがいっぱいになったときや、素敵なプレゼントを貰ったとき、あるいは世界とひとつだと感じるときかもしれません。また、何か賞を貰ったときや、好きな野球チームが勝ったときかもしれません。でも、それらは永遠に続くものではありません。満腹になっても、すぐにまた空腹になります。世界に対する見方はすぐに変わってしまいます。あなたは自分に幸福感をもたらしてくれそうな、何か別の新しい物事、おもちゃや経験、人生におけるチャレンジを求めるようになります。そうなると幸せな感覚はどこか遠くへ去ってしまいます。そして、次の欲求や必要性に追い立てられるのです。それは、風の強い日に海が荒々しく波立っているときに、船に乗っているようなものです。自分自身の内側に穏やかなスタンディングポイントを見つけるまでは、すべてが落ち着きなく、くるくると変化し、人生において避けられない葛藤の状態に陥るのです。  

 私の友人であるこの女性にとって、「幸せ」とは、一般的な幸福感より、もう少し深い意味を持つものでした。彼女は、長年ファッション業界で働いていました。その間、彼女がデザインした服はほんの数着で、後は一日中事務的な仕事に追われていました。取引先に電話をしたり、請求書を決済するなどです。彼女は仕事に手応えを感じられることなく働いていました。そして、十七年程働いた後、彼女は、自分が、ビジネスの世界でいう「燃え尽きた」状態にあることに気がついたのです。仕事で忙しく、家族と過ごす時間があまりなかった彼女は、人生の意味を考えはじめたのです。 そしてある日、彼女は、自分の仕事を完全に変えてしまう素晴らしいアイディアを思いつきました。仕事を辞め、貯金を降ろした彼女は、インドに行き、生地を買ってデザインをし、服を縫ってくれる人を雇いました。そして出来上がった服を、クラフトフェアやマーケット、専門店などで売り始めたのです。現在、彼女は週に一度か二度服を売り、あとはデザインをしたり、生地を染めて過ごしています。彼女は、 「私、本当に幸せなの。」と言いました。 「お客さんと会って、話をすることができるし、デザインをしたり生地を染めたりするのは家だから、娘や夫と一緒に時間を過ごすこともできるのよ。色んなタイプのデザインをして楽しめるし、直接話ができるから、お客さんが自分の作ったものの、どこをどんな風に気に入ってくれたのかも知ることができるの。もっと早く、こうしてればよかったなって思うんだけど、三年前にやっと思いついたのよね。」  

 私の友人は、以前彼女がなしえなかった、人生に重要な変化をもたらす「ミレニアム変化」を体験したのです。それは彼女の生活に大きな影響を及ぼしました。そして、その変化は、「自分の霊的な道を歩む」という点においても非常に重要な意味をもたらしたのです。 

 内なる本当の自己を発見できずにいる人は、最終的に心の中に葛藤を生み出します。そして、その葛藤のせいで落ち着かなく不安定になってしまうのです。その葛藤は円滑な人間関係や幸せな結婚生活、経済的に豊かな人生、内なる素晴らしい喜びを持った人生を送る力に影を差します。  

 彼女にとって、デザインをし、人々と交流すること、また、創造性を発揮し、家族と喜びを分ち合うことが、より進化した人生の道だったのです。彼女は、霊的で創造的な自己を仕事や家族との生活にどのように融合させるかを発見できる程に成長しました。その結果、真の自己を発見するという啓示をついに得ることができたのです。つまり、内なる自己が本当に求める価値観を見出し、その優先順位を自分の中でどのようにつけていくか、また、仕事の世界でそのプライオリティをどのように生かすのかを学んだのでした。  

 内なる自己が本当に求めるプライオリティを見つけることは、時として簡単なことではありません。人生におけ真の道を発見するために、私の個人セッションに多くの人がやってきます。しかし、その多くは、私や他の人から真の道について言ってもらう必要はないのです。強い力を持つ内なる自己、素晴らしい知識を持つハイアーセルフとつながる方法や、人生における優先順位を決める方法を学べば、自分で知ることができるからです。 私たちの多くは、人生において「すべきである」と考えることに従って、行動しています。先生が言った通りにし、両親が歩んだ道を歩み、周りの友人が何をしているのかを見て行動しています。時には、その中に素晴らしい叡智もあります。 でも、真の素晴らしいパワーとは、この人生において肉体を持つスピリチュアルな存在として、自分がいかなるものであるかを自分自身で定義すること、そして、それをこの世界に反映させていく方法を学ぶことなのです。新しい千年紀において、私たちはこの世界に本当に大きな変化をもたらす必要があります。美しく穏やかで、生態的にバランスがとれた調和した世界を創造するのは私たちの役目です。それには、人間から神々の子供へと進化することを可能にする新しい行動のあり方や発明、思考形態を見つけ出さなければならないのです。  

 神々の子供として生きるということは、私たちの前の世代の人々がしてきたように、ただできあがった道を歩むのではなく、まったく新しい道を進んでいくということです。夢やヴィジョンから啓示を受けとり、直感を用いてどのように物事を行えばいいのかを知ることができる人間へと進化します。そうなると、自分だけでなく他の人々を変容させ、癒す、真の力とつながることが可能になります。そして、人生に起こる出来事の中に霊的な側面と物質的な側面の両方を見て、いかなる時も自分の能力のすべてを使うことができるように、意識を統合させることを学ぶのです。  

 いったん、透視(オーラを見ること)や透聴(声を出すことなく人と話ができること)ができるようになってから、それをやめることもできるのかと、人から聞かれるたびに、私はとても驚きます。私たちは、自分の能力を停止させるためではなく、どうすれば自分の能力を使えるようになるのかを学ぶためにここにいるのです。それは私たちの子供や、その次の世代の子供たちに力を受け継がれていきます。彼らは、その能力を更に高め、自由に直観を使うことができるようになるでしょう。 

 霊的に目覚めた存在、つまり次世代の人類へと導く高次の能力を用いて、エネルギーを見ることや、存在の高次の知恵を理解すること、過去世や未来世にアクセスし、今世における自分自身の真の目的を知るという許可を自分に与えれば与える程、私たちは神々の子供へとより近づきます。 私たちは、神々の子供として、最良の状態で「ただそこにある」というだけで世界の問題を解決し、光をもたらすことができる存在なのです。